
音楽の不世出がビートルズなら 映画はやっぱり大黒澤、でしょうね!
正直、成人してから黒澤を鑑賞しだした管理人ですが、それでも自分にとって大変な師匠格だと思っています。 …だからどなたか早く、「すんごい面白い作品を書いてる、恐ろしい才能が眠ってるぞ」と、コブシのことを出版社かどこかに通報してやってください。 間違っても黄色い救急車が来るような通報ではなく、ですよ…(←古いっすね)w。
では、「正真正銘の感動感銘をDVDで得たい!」、或いは「そういやまだ黒澤を観たことなかったな」という方、どうぞ当ブログをご参考ください。
あいうえお順でいくと、いきなり赤ひげの登場となりました。 そしてこれがまた、大変なしろものなんですね。 映画館の大スクリーンで観て何ともなかったんなら、当時の人の体力は凄かったんだなと思いますよ。 VHSで、ちゃちなブラウン管で初めて観たとき、わたしは窒息しそうでした。 この映画の画面が放つオーラは強いですよ。強すぎるくらい。 実質、大黒澤はこの作品を最後に全盛期を終えたのですが、観てみようと思う方はお気をつけて。 上映時間は3時間ちょい。もちろん大傑作です。心どころか、貴方の魂を首根っこからつかんで何事かを試すだろう、圧倒的な存在感の作品です。
黒澤の作品カラーは、恐らく3色に分けられるでしょう。 まず大娯楽主義。次に日常のエピソードを重ね描いていく随筆型。 そして前衛テイストの作品ですね。 わたしはこの『生きる』は意外に前衛タイプのテイストが混じってるんじゃないかと思っています。 けれど、劇中での演出は観てる者を絶句させますね。詳しくは言いませんが、よくもまあこんな上手に、劇的な仕掛けというものを立て続けに考えつくもんだと腕組みをしてしまいます。ひねくれた見方でしょうけどねw。 やっぱり観てる人を喜ばせたい、驚かせたいという気持ちが人一倍強い人だったんでしょうね。
隠し砦の三悪人。 これが、大黒澤の大娯楽主義のはっきりしたスタートだったんじゃないでしょうか。しかも、その手の傑作が1本2本にならなかったってのが凄いんですよねこの人は。 他にそんな監督さんいますかね。1、2のアッホくらいかなwって、分かる人ももう少ないですよねw。 作品にまつわるエピソードとしては、スターウォーズがこの『隠し砦〜』を見本に作られたってのは有名みたいですが、お姫様役の女性が、絶世に近いくらいの美女ですよね。その後も活躍されたんでしょうか。 知りたいところです。
この映画は大河です。 お偉いさんか誰かに次回作を訊ねられた黒澤が、口からでまかせを述べたその時のタイトルから、この映画は生まれたそうです。 嘘っこでこれほどの世界を築きあげ描き切ってしまうんだから、やはり怪物ですね。 泥に埋まりながら演技指導したので、圧迫されて長らく足の爪は全部死んでたそうです、黒澤さん。
これは『用心棒』の続編になります。けれど、それで黒澤流時代劇の醍醐味が薄くなってるのかというと、ちゃんと濃縮されてるからアキラちゃんてば凄い、ですよまったくw。 この人の偉いところは、豊富なアイディアに負けず、本編のテンポを忘れないというところでしょうね。 この映画もそうで、観ているものの口をあけさせる新鮮な仕掛けや笑いどころを随所に埋め込んでいます。 そして、誰もが結末のシーンに言葉を飲むわけです。
デルスウザーラは中古扱いですか。ふーん。 では、飛ばしちゃって、この作品を紹介させてもらいましょう。 ものゴッツイ映画ですよ。こんなサスペンスや人間劇場を、そんな滅多に拝めるものじゃないと、わたしは考えますね。 赤ひげとか用心棒とか、そしてこの天国と地獄とかとにかく画面のオーラが強いですね。隠し砦あたりからだと思いますけど「臨場感」というものが、とにかくこの映画は凄いです。 陽性か陰性かを別に、心底から堪能できる黒澤娯楽の筆頭に間違いなく位置する大傑作ですね。
これは日本が敗戦して、まだ間もない頃に撮られた映画です。 が、大変な完成度です。わたし自身黒澤映画の中でトップに数えます。 やっぱり脚本というか、ストーリーが練りに練られてるんですね。だから、ぐうの音も出ないほどにのめり込んで観るし魅せられてしまうのです。 更に「人間とは」何て考えさせられてしまうのですから(重くはなく)、若い頃から黒澤は黒澤だった、ということでしょうね。ふん。
出ましたね。これこそが黒澤の、最大の代表作であるとわたしは言いたい。 とにかく痛快のひとことです。 活劇というか、娯楽映画の見本です。ダイハードのファーストなんかも、この系統の後継者かもしれません。他にはちょっと思い浮かびませんね。 ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが主演した映画の中にも最大の敬意を払う対象として、さりげなくですけど取り上げられてましたね。 繰り返しますが、痛快というものを存分に堪能できる、個人的には黒澤の中でも(つまり世界レベルでも←独断)最も喜ばしい娯楽活劇です。断言します。
今現在に通ずる社会病理が随所に描かれています。権力の癒着、隠蔽、そして引きこもりとニートでさえ。 コッポラの『ゴッドファーサー』はこの映画を基に作られた、という話がありますが、真偽のほどは分かりません。
ちまちま買うのはめんどくせぇー、全集で購入したるわい! という方はこちらをどうぞ。 確かに間違いではないと思います。インタビューとフィルムで、メイキングも納められてるっていうんですから。 物語屋を目指す人がいたら、必須だと思います。
何と言うか、収録編集のバランスに、売り手の妙が見られますねw。
では、またのお越しをお待ちしてます。
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